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[ エレクトロニクス ]
(2018/2/13 11:00)
アイカーン氏らは、富士フイルムHDはゼロックスを過小評価していると主張した(ブルームバーグ)
【ニューヨーク時事】富士フイルムホールディングス(HD)による米事務機器大手ゼロックスの買収をめぐり、ゼロックス株主の米著名投資家カール・アイカーン氏は12日、実業家ダーウィン・ディーソン氏と連名の文書で反対を表明し、他の株主にも買収阻止を呼び掛けた。ロイター通信によると、両氏はゼロックス株を計24.9%保有しており、買収の障害になりそうだ。
富士フイルムHDは1月末、子会社の富士ゼロックスとゼロックスを経営統合し、新会社の株式の50.1%を取得する計画を発表した。
アイカーン氏らは、富士フイルムHDがゼロックス株主に支払う計25億ドル(約2700億円)の特別配当に不満を表明。富士フイルムHDが現金を支出しない買収の手法についても「米国の象徴とも言える企業の経営権を1セントも出さずに手に入れる」と批判し、他の株主に「ゼロックスを略奪されてはならない」と訴えた。
(2018/2/13 11:00)