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[ 環境・エネルギー ]
(2018/2/21 05:00)
パナソニックは2018年度中に、扱いが難しい二酸化炭素(CO2)冷媒を制御できるコントローラーと関連技術を他社に開放する。他社に有料で提供し、CO2冷媒を採用した店舗用の冷凍機や冷蔵・冷凍庫の製品化を後押しする。オゾン層破壊防止の国際ルール「モントリオール議定書」が16年に改正され、代替フロンにも規制が広がった。将来の規制にも対応できるCO2冷媒の普及に向け、技術開放を決めた。
コントローラーは電子弁を操作して冷媒を制御し、屋外の冷凍機で作った冷気を店内の冷蔵・冷凍庫へ運ぶ。外気温の影響や循環の変動があっても冷媒の搬送圧力などを最適に保つ。
CO2はもっとも温暖化への影響が少ない冷媒だが、高圧運転が必要なほか、冷気製造に独自の技術を用いるなど代替フロンとは違う技術が求められる。パナソニックからコントローラーの提供を受けたメーカーは、製品の開発期間を短縮できる。
パナソニックは旧三洋電...
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(2018/2/21 05:00)
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