- トップ
- 科学技術・大学ニュース
- 記事詳細
[ 科学技術・大学 ]
(2018/2/23 05:00)
【名古屋】名古屋大学医学部付属病院小児科の高橋義行教授らは、急性リンパ性白血病の治療法として、遺伝子導入法を用いて人工的たんぱく質「キメラ抗原受容体(CAR)」を含む細胞の新たな培養技術を開発した。特異的な配列に挟まれた遺伝子を、酵素ベクターで染色体に組み込む手法で、遺伝子導入効率を高めた。低コスト治療法として保険適用を目指し、同病院で臨床試験を始めた。
酵素ベクターによる遺伝子導入効率を、従来のウイルスベクター法と同等レベルに引き上げた。治療時は患者からリンパ球を採取してCARを含む細胞を培養する。その後、患者に戻して体内の白血病細胞を排除する。高価なウイルスベクターを用いないためコストを低減できる。
(2018/2/23 05:00)
科学技術・大学のニュース一覧
- 脳の深部を発光・生体外から観察 理研がマウスで成功(動画あり)(18/02/23)
- 研究マネジメント人材のスキル認定、文科省が検討会立ち上げ(18/02/23)
- 原子力機構の“いま―これから”(4)廃炉試験施設を産学も活用(18/02/23)
- 複数のグアニン四重鎖、遺伝子発現を制御 東京工科大が解明(18/02/23)
- 急性リンパ性白血病治療、名大が新培養技術開発(18/02/23)
- 東京五輪の混雑状況を予測 内閣府、さいたまスーパーアリーナで実証(18/02/23)
- 科学振興賞に京大・影山教授 内藤記念科学振興財団(18/02/23)
- 経営ひと言/東京女子医科大学・岡野光夫特任教授「新たな技術生む」(18/02/23)