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[ 科学技術・大学 ]
(2018/2/23 05:00)
理化学研究所脳科学総合研究センターの宮脇敦史チームリーダーらは、脳の深部を発光させ、生体外から信号をリアルタイムで観察する非侵襲的な手法を開発した。マウスや小型霊長類のマーモセットの脳細胞で化学反応を起こし、発光させた。がん細胞の動きや脳機能の研究などに応用が期待される。成果は23日、米科学誌サイエンスに掲載される。
発光とは、分子が酸化反応を行い、蓄えたエネルギーをある波長の光として放出することを指す。自然界ではホタルやオワンクラゲなどが、生体内で基質と酵素を反応させ発光している。これまでに人工の基質「AkaLumine」が開発されている。
研究チームは、AkaLumineに対応する酵素「Akaluc」を作成し、新しい人工生物発光システム「AkaBLI」を開発した。
マウスやマーモセットの脳の「線条体」と呼ばれる部分に、アデノウイルスを使ってAkaluc遺伝子を導入。基質であるAk...
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(2018/2/23 05:00)
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