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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/2/22 17:00)
22日にトヨタ自動車本社で豊田章男社長らと会談したことを明かしたコスロシャヒCEO。前日の21日には安倍首相と面会している(ブルームバーグ)
今週来日していた米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)が22日に自身のツイッターで、愛知県のトヨタ自動車本社で豊田章男社長らと会談したことを明かした。
コスロシャヒ氏は章男氏や友山茂樹副社長らと一緒に写った写真とともに、「自動運転のパートナーシップ拡大や優れた文化を構築する上での教訓となる素晴らしい話し合い」だったとツイート。手にしているのはメジャーリーガー、イチロー選手のバットだと誇らしげな表情を見せる。
トヨタの広報担当、ジョー・ジャンイヴ氏はコスロシャヒ氏が22日に章男氏らと面会した事実を確認。「トヨタとウーバーは幾つかの分野で提携しており、自然なことだ」と述べた。コスロシャヒ氏は20日に都内で開かれた投資家向けイベントで、日本市場でのビジネス拡大に意欲を見せた。
トヨタは配車アプリを国内で展開する日本交通の子会社に出資しているほか、今年1月にはウーバーと自動運転を含む新たなモビリティサービスの仕組み作りで提携。一方、ウーバーはソフトバンクグループからの出資も受けるなど、日本の自動車利用に関するテクノロジーの進展と切り離せない存在となっている。
ソフトバンクは出資先の中国配車サービス大手「滴滴出行」とも人工知能(AI)活用によるサービスの共同開発に乗り出し、ソニーもタクシー会社6社と配車サービスで提携した。自動車関連技術を巡ってはメーカーにとどまらず、幅広い産業を巻き込んだ動きが広がっている。(ブルームバーグ)
(2018/2/22 17:00)