[ 新製品 ]
(2018/2/27 05:00)
キヤノンは26日、新型ミラーレス一眼カメラ「EOS キス M=写真」を3月下旬に発売すると発表した。子どもの成長を記録する用途など、家族向けカメラとして人気の高いEOSキスシリーズにミラーレスを追加し販売を拡大する。直販サイト価格は7万3500円(消費税抜き)。
販売を担うキヤノンマーケティングジャパン(MJ)の坂田正弘社長は同日、都内で会見し「ミラーレスもナンバーワンを目指す」と話した。
EOSキスは、小型・軽量で簡単にきれいに撮影できることをコンセプトに、家族や一眼カメラの初心者層で高いシェアを持つ。キヤノンはミラーレス首位に向けて、まず得意とする初心者層などの獲得を確実にする考え。
新製品はミラーレス化により、現行のEOSキスに比べて約66グラム軽量化して約351グラムとした。新映像エンジンDIGIC8の高速画像処理により、測距点を最大99点としてオートフォーカス性能を向上した。イメージセンサーはAPS―Cサイズで、有効画素数は2410万画素。高解像度「4K」の動画を撮影できる。
カメラ市場が縮小する中、ミラーレスは唯一堅調な市場。ソニーや富士フイルムをはじめ各社が新製品を相次ぎ投入し、高価格帯品を中心に競争が激しくなっている。
一方、キヤノンはミラーレスでもあらゆるユーザーのニーズに対応する。
(2018/2/27 05:00)