[ 政治・経済 ]
(2018/2/27 11:30)
トランプ米大統領は26日、17人が死亡したフロリダ州の高校での銃乱射事件を受け、全米ライフル協会(NRA)と対決する意向を表明した。ただ、大統領の銃乱射事件への対応にNRAは抵抗しないだろうとの考えも示した。
トランプ大統領はホワイトハウスで州知事らと1時間余り協議。同氏は銃乱射中に保安官が校舎の中に入らなかったことを引き合いに出し、自分なら犯人と対決するために丸腰でも校舎に突入していたと述べた。
NRAはトランプ氏の強力な政治的支援者であり、2016年の大統領選挙ではトランプ氏を支持し、民主党候補のヒラリー・クリントン氏を攻撃するために3100万ドル(現在のレートで約33億円)を投じていた。
トランプ氏は州知事との会合で、「NRAについて心配しないでほしい。彼らはわれわれの味方だ」と述べ、週末にNRAのウェイン・ラピエール最高責任者やトップロビイストのクリス・コックス氏と昼食を共にしたことを明らかにした。「しかし、われわれは時に極めて厳しく対応する必要があるし、彼らと戦わなければならないこともある」と語った。(ブルームバーグ)
(2018/2/27 11:30)