[ 科学技術・大学 ]

静岡大、車の燃費10%向上へ ファインバブル発生装置を応用

(2018/3/5 05:00)

【浜松】静岡大学工学部の間瀬暢之教授らは、燃料に気泡を含有させエンジンの燃費を向上させる研究開発を自動車メーカーとスタートした。同研究室で開発した直径がナノ(ナノは10億分の1)サイズの微細気泡(ウルトラファインバブル)を発生させるファインバブル発生装置を応用する。実用化すれば約10%の燃費改善が可能。これに先行し、医薬品などファインケミカルズ有機合成用として、小型ファインバブル発生装置を2019年度中にも製品化する。

軽油など燃料に微小な気泡を溶存させることで、エンジンの燃焼効率が高まることは過去の研究で実証されている。しかし、気泡の直径にバラつきがあると大径バブルが混入し、燃料噴出圧力が低下してしまう。さらにナノサイズの微小気泡を瞬時に含有させるには、高圧をかける方法が主流だったため、コスト高になるのが課題だった。

間瀬教授らが開発したファインバブル発生装置は卓上サイズで、およ...

(残り:271文字/本文:671文字)

(2018/3/5 05:00)

※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。

Journagram→ Journagramとは

科学技術・大学のニュース一覧

おすすめコンテンツ

ゴム補強繊維の接着技術

ゴム補強繊維の接着技術

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン