[ 政治・経済 ]
(2018/3/3 15:30)
海上自衛隊の護衛艦「いずも」(17年5月、IMDEX Asia 2017、シンガポール=ブルームバーグ)
参院予算委員会で答弁する安倍晋三首相(2日、時事)
安倍晋三首相は2日の参院予算委員会で、海上自衛隊最大級の護衛艦「いずも」の空母化検討に関し、「(防衛能力の)拡張性についてさまざまな検討を行うことは当然だ。危機が生じてからでは泥縄式になってしまう」と強調した。
小野寺五典防衛相は、短距離離陸・垂直着陸が可能な米軍の最新鋭ステルス戦闘機F35Bなどのいずもでの運用が可能かどうかを調査していることを認めた。共産党の小池晃書記局長への答弁。
調査は2017年度事業として民間に委託。小野寺氏は「現有艦艇の最大限の潜在力を客観的に把握するために必要な基礎調査だ」と語った。また、F35Bのほかに米軍の無人小型偵察機RQ21とヘリコプター型無人偵察機MQ8も調査対象にしていると説明し、「これらの機体の導入を前提としているわけではない」とも語った。(時事)
(2018/3/3 15:30)