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(2018/3/6 05:00)
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4位 家庭の蓄電池が仮想発電所になる日 FIT終了後の可能性
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8位 量子アニーリングマシン、指数関数的に速度向上 東工大が新手法
10位 ベンツ日本、発電機を搭載した「S450」 電動化で燃費向上
■解説:生産設備「シェアリング」 日本特殊陶業、ネットで仲介する新会社(2/28)
登録運転手が自分のクルマで配車サービスを行うウーバーや民泊のエアビーアンドビーはじめ、シェアリングが世界の大きなうねりとなっている。背景にあるのはスマートフォンアプリで需要と供給を手軽にマッチングできるITの発達だ。
産業分野も例外ではない。自前で生産設備を持たず、必要に応じて必要な時間だけ機械を借りたり、大学の研究室や企業の研究所で使う高価な科学分析・測定機材のシェアリング、さらには企業の持つ3Dプリンターと3次元形状を出力したいユーザーをつなげたりするサービスなどが登場している。
一方で、顧客側には設備投資や資産保有を抑えつつ、最新の機材をシェアリングでそのつど借りたほうが技術革新に追随しやすいのではとの判断もある。その結果、自動車産業でささやかれているようにクルマなどハードウエア製品の販売が中長期的には伸び悩む、あるいは落ちることになるかもしれない。製品そのものの技術革新は今後も必要になるが、製造業でも収益確保と付加価値向上に向け、サービス化やシェアリングをにらんだビジネスモデルの転換が求められている。
(2018/3/6 05:00)