- トップ
- トピックスニュース
[ トピックス ]
(2018/3/8 05:00)
駆動システムにSiC素子
JR東海は、2020年度に東海道新幹線の新型車両「N700S」の運行を始める。営業運転に向け、20日には確認試験車での走行試験を始める。床下の駆動システムに炭化ケイ素(SiC)素子を採用したのが特徴で、駆動システムをN700系より2割軽量化した。高速鉄道での採用は世界初だ。
駆動システムには、モーターを制御するコンバーター・インバーター(CI)があり、半導体素子が制御役を担う。N700系は絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)素子を採用したが、発熱を抑え、高温でも動作できるSiC素子への変更を決めた。
変更に伴い、SiC素子の冷却方法を検討することになった。N700系で採用実績が拡大していた、走行中の風を取り込む方法を引き継ぐことは決まった。ただ、半導体素子が変わるため、走行条件ごとの冷...
(残り:447文字/本文:847文字)
(2018/3/8 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。