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[ エレクトロニクス ]
(2018/3/10 09:00)
官民ファンドの産業革新機構は9日、保有する半導体大手、ルネサスエレクトロニクス株式の一部を、自動車部品大手のデンソーに売却すると発表した。譲渡額は非公表だが、800億円超とみられる。ルネサスの経営再建にめどが立ったことから段階的に出資比率を引き下げ、経営への関与を薄める。
昨年6月に続く売却で、革新機構の持ち株比率は約45%に低下する。
デンソーの出資比率は0.5%から5.0%に上昇する。世界的に成長が期待できる自動車向け半導体分野でルネサスとの関係強化を狙う。
ルネサスは2011年の東日本大震災による主力工場被災などで経営が悪化。革新機構が一時株式の約70%を保有し、再建を主導してきた。(時事)
(2018/3/10 09:00)