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[ 環境・エネルギー ]
(2018/3/12 12:30)
(ブルームバーグ)ドイツの電力会社エーオンは、独同業RWE傘下のイノジーを買収することで合意した。電力各社が再生エネルギーへのシフト加速に取り組む中で、国内エネルギー業界の再編に動いた。
株式・資産交換を含む複雑な取引の完了後、エーオンは両社の小売・電力網事業を保有し、RWEは統合後の再生可能エネルギー発電事業とエーオン株16.7%を保有する。ブルームバーグ・ニュースが両社の交渉が進展していると事情に詳しい関係者を引用して報じた後、11日早くに買収合意が発表された。
今回の買収でイノジーの企業価値は約220億ユーロ(約2兆9000億円)と評価される。 メルケル独首相が原子力・化石燃料主導から再生エネルギー主導の経済への転換に向けて動き出した後、2大電力会社のエーオンとRWEにとっては大変動が続いている。かつてドイツで最も安定的に利益を上げていた両社は、国内卸売電力価格の下落を受け、多額の評価損計上や会社分割を余儀なくされた。
原題: EON to Acquire RWE’s Innogy, Transforming German Energy Industry(抜粋)
(2018/3/12 12:30)