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(2018/3/13 07:00)
(ブルームバーグ)米ダウ・デュポンは、アンドルー・リベリス会長が退任すると発表した。これにより、来年の会社分割でダウ部門が独立企業になる時点で、ジム・フィッタリング氏がダウの最高経営責任者(CEO)に就任する道が開かれた。
ダウ・デュポンの12日の発表によると、化学業界で40年余りのキャリアを持つリベリス氏(63)は4月1日付で会長職を退き、これまでの計画通り7月1日付で取締役会も去る。会長の後任には独立社外取締役のジェフ・フェティグ氏が就く。
ダウ・デュポンは3社に分割され、社名にダウの名称が戻る素材化学事業会社のCEOにフィッタリング氏が就任する。
フィッタリング氏(56)は1984年にダウに入社。2015年からダウ部門の最高執行責任者(COO)を務め、昨年9月に閉鎖したデュポンとの合併を主導した。同性愛者であることを公表している幹部が化学品大手のCEOに指名されるのはフィッタリング氏が初めて。
原題: DowDuPont’s Liveris Makes Way for Fitterling as New Dow CEO (1)(抜粋)
(2018/3/13 07:00)