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[ エレクトロニクス ]
(2018/3/16 05:00)
船井電機は2018年秋に、タイで電気自動車(EV)の部品生産を始める。資本参加したEVベンチャー企業のFOMM(フォム、川崎市幸区)に内装用の樹脂成形部品を供給する。船井は主力の液晶テレビ事業の不振を補うため多角化を進めている。液晶メーターやインバーターといった電子部品もFOMMと共同開発し、20年にも量産する。船井は音響・映像機器の生産技術をEV部品に生かし、経営の柱に育てる。
船井電機は17年11月、FOMMへ出資した。同社はFOMMが18年末にもタイ市場向けに生産する小型EV向けに、インスツルメントパネル(インパネ)周辺の樹脂成形部品などを現地生産するため金型の準備などを始めた。
さらに20年の量産を目指し、液晶メーターや駆動部品のモーターを制御するインバーターなどを両社で共同開発する計画。このため船井は4月にも、技術者をFOMMに派遣する。
ベンチャー企業が試作から量産に...
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(2018/3/16 05:00)
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