- トップ
- 科学技術・大学ニュース
[ 科学技術・大学 ]
(2018/3/19 05:00)
東北大学大学院農学研究科の都築毅准教授らは、糖質を抑えた糖質制限食を食べ続けると、体の老化を促し、健康に影響をもたらす恐れがあることを示した。炭水化物を与えずにマウスを約1年間育てたところ、見た目や学習機能で老化を促進させていた。マウスでの成果とはいえ、適切な糖の摂取の重要性や食生活の見直しなど、昨今の糖質制限ブームに警鐘を鳴らす内容と言えそうだ。
マウスに、脂質、糖質、たんぱく質のバランスが日本食に近い「通常食」と、炭水化物を脂質とたんぱく質に置き換えた「糖質制限食」のどちらかを与え、両群20匹ずつを使って実験した。
人間の70代後半以降に相当する54週齢のマウスの学習機能テストでは、明るい部屋にマウスを入れ、暗い部屋へ移動すると電気ショックを受けることを学習させる。通常食を食べたマウスは、平均して200秒ほど明るい部屋に留まっていたのに対し、糖質制限食のマウスは130―150秒程度...
(残り:187文字/本文:587文字)
(2018/3/19 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。
Journagram→ Journagramとは
PR
科学技術・大学のニュース一覧
- 糖質制限が老化促す 東北大、マウスで確認(18/03/19)
- 腸の動き模したポンプでロケット燃料製造 中央大とJAXAが装置開発(18/03/19)
- 科学技術ハブ・理研の最前線(8)健康最大化 ビッグデータ・AI活用(18/03/19)
- がん発症の肝臓、C型肝炎ウイルス排除後も線維化 大阪市立大が解析(18/03/19)
- 光・マイクロ波のハイブリッド時計、現行比1ケタ高精度に(18/03/19)
- 災害に対する社会復元力向上へ 筑波大などがコンソーシアム(18/03/19)
- パーキンソン病発症、細胞自食作用障害が関連 順天堂大など発見(18/03/19)
- 経営ひと言/東京女子医科大学・村垣善浩教授「まるで1台の車」(18/03/19)