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[ 医療・健康・食品 ]
(2018/3/19 05:00)
政府は、最先端技術を活用した次世代医療システム「人工知能(AI)ホスピタル」を2022年までに構築する。センシングや医療情報のデジタル化技術を使って、医療現場からデータを収集・統合。AIで解析して、病気の進行や治療効果などの予測、抗がん剤などの適切な調整を支援する。まず日本人の死因第1位であるがん領域で治療のパッケージ化を進め、19年をめどに臨床研究する。
内閣府が主導する「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP)の次期課題として、7月以降に研究を始める。プロジェクト全体で20億―30億円を計上する。医療機器やICT関連企業と共同で研究を進める見込みだ。
現在のがん治療はガイドラインに基づく一律の治療をした後に治療効果を評価し、継続または変更を医師が判断する。この間、1―3カ月ほどかかるため時間のロスを招き、早期治療の妨げとなる。
AIホスピタルでは、コンピューター断層撮影...
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(2018/3/19 05:00)
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