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(2018/3/20 05:00)
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■解説:緻密な手の動き再現する、遠隔操作ロボ メルティンMMIが開発(3/14)
メルティンMMIは粕谷昌宏社長が電気通信大学大学院の博士課程在学中の2013年に、他のメンバーと設立した大学発ベンチャー。脳が体を動かすため人体に流れる筋電の種類を見分ける生体信号処理アルゴリズムと、筋肉の構造を模倣し、多数のワイヤを使ったワイヤ干渉駆動によるロボット機構・制御技術に特色がある。
これら二つのコア技術をもとに、自分の手のように繊細かつ滑らかに動き、重いものを持ち上げられる筋電義手などの開発で注目を浴びてきた。今回発表したアバター(分身)ロボット「MELTANT-α(メルタント・アルファ)」についても、国内外から高い関心が寄せられている。
メルティンのビジョンによれば、義手の全身版の「義体」や、脳と機械をつなぐブレイン・マシン・インターフェース(BMI)技術を通じて、人体という物理的な制約から人間を解放するサイボーグ技術の実現を目指していくという。
まるでSFのようにも聞こえるが、歴史を振り返れば携帯電話や自動運転車、遺伝子組み換えはじめ、かつてSFが描いてきた未来を科学技術が次々に実現してきたのも事実。ロボットが自分の分身になるという、これまでとは一味違う野心的なアプローチで、21世紀のロボットの時代を切り開こうとしている。
【動画:「MELTANT-α」の能力】
(2018/3/20 05:00)