[ ICT ]
(2018/3/20 15:30)
世界最大のソーシャルネットワークを運営する米フェイスブックのアレックス・ステイモス最高情報セキュリティー責任者が退社する。この件で説明を受けた現職・元従業員からの情報を引用し、米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。ロシアがフェイスブックを利用して偽情報を流したとされる問題の開示や取り扱いを巡り、ステイモス氏は他の幹部と対立していたという。
同紙によれば、昨年12月にステイモス氏の責務が他の幹部に移されたため、同氏は退社を決めた。退社で「印象が悪くなる」ため、引き継ぎ支援で8月まではとどまるよう説得されたという。情報源の氏名を同紙は明らかにしていない。フェイスブックにコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。
ステイモス氏はツイッターへの投稿で、「うわさにもかかわらず、私はなおフェイスブックで自分の仕事にフルで従事している。私の役割が変わったことは事実だ。現在は新たなセキュリティーリスクの研究や選挙の安全性への取り組みにより多くの時間を費やしている」と説明した。年内に退社する計画との報道には触れなかった。同氏にさらなるコメントを求めたが、返答はない。(ブルームバーグ)
(2018/3/20 15:30)