パナソニック、電力線通信用アダプター 長距離ＬＡＮの構築容易

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パナソニックは、電力線を使ってデータ通信を行う電力線搬送通信（ＰＬＣ）用のアダプター（写真）を２１日に発売する。インターネットに接続する親機のアダプターと複数の子機を電力線でつなぎ、長距離のＬＡＮを構築できる。消費税抜きの価格は、屋外用と屋内用のいずれも２万９８００円。２０１９年３月期の販売目標は、電設資材店向けを中心に３５００台を計画する。

ＰＬＣアダプターは通信ケーブルを敷設する必要がない。電源を入れるだけで親機と子機が接続されるため、ＬＡＮを容易に構築できる。パナソニックの高速ＰＬＣ技術「ＨＤ―ＰＬＣ」に対応した。子機同士を接続し、工場やビルなどに長距離通信網を整備できる。

親機１台に接続できる子機は、最大で１０２４台。通信速度は最大で毎秒２５メガビット（メガは１００万）。コンセントに差し込んで使うタイプと、配電盤などの端子台に取り付けるタイプの２方式がある。