[ ICT ]
(2018/3/22 07:30)
米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は21日、ユーザーのデータを保護するための具体的な措置の概要を示した。英データ分析会社ケンブリッジ・アナリティカ(CA)が、フェイスブック利用者の個人情報を無断で入手していた問題の発覚後、同CEO自ら対応を表明したのは初めて。同社が取る行動として以下の3つを挙げた。
(1)フェイスブックが2014年に方針を変更する前に大量のデータへのアクセスが許されていたアプリを全て調査し、応じないデベロッパーは追放する。デベロッパーの行為に問題が見つかった場合、影響を受けたユーザーに伝える。
(2)アプリを3カ月間使っていないユーザーのデータにデベロッパーがアクセスできないようにし、ユーザーがアプリにサインインする際に収集される情報の種類を減らす
(3)どのアプリに自分のデータへのアクセスを許可しているのかユーザーが理解できるようにする。利用したアプリを提示し、それらによる情報へのアクセスの許可を容易に取り消すことができるツールを今後1カ月以内にニュースフィードの一番上に表示されるようにする
ザッカーバーグ氏は「これら問題を全て解決するには、われわれが望むよりも多くの時間がかかることは理解しているが、われわれがこれに取り組み、長期的により良いサービスを構築すると約束する」とコメントした。(ブルームバーグ)
(2018/3/22 07:30)