[ ICT ]
(2018/3/22 17:00)
米グーグルは自社のクラウド事業を支え、台頭しつつあるスタートアップ企業との競争をかわすため、ブロックチェーン(分散型デジタル台帳)関連のテクノロジーに取り組んでいる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
関係者の1人によれば、アルファベット傘下のグーグルが開発しているのは第三者が利用可能な独自のブロックチェーン技術。発表もしくは技術提供の時期は不明だが、グーグルは同社のクラウドサービスをライバル各社と差別化するため開発を進めているという。グーグルがまだ発表していないとして、関係者が匿名を条件に語った。
アルファベットはブロックチェーン技術を持つ新興企業を買収したり、そうした企業に投資したりもしているが、そういった案件の多くが発表されていないと関係者は説明。調査会社CBインサイツによると、それでもアルファベットは昨年時点でこの分野を代表する法人投資家の1社であり、シティグループやゴールドマン・サックス・グループをリードしている。
グーグルの広報担当者は「多くの新たなテクノロジー同様、ブロックチェーン利用の可能性を探るさまざまなチームに人材を登用しているが、そうした利用の可能性や計画について推測するのは時期尚早だ」とコメントした。(ブルームバーグ)
(2018/3/22 17:00)