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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/3/23 06:30)
米ホールフーズ・マーケット買収を完了して1年足らずのアマゾン・ドット・コムは、ネット販売事業を強化すると同時に実店舗の小売り販売網も拡張する新たな方法を模索している。
計画の説明を受けた関係者によると、アマゾンは大型のホールフーズ店舗を探しており、スーパーとしてだけでなく、ネットで注文のあった商品をより迅速に顧客に届けるための都市部の配送拠点として活用する考え。食料品の陳列スペースに加え、家電品やベストセラー書籍、ヨガパンツといったサイトでの売れ筋商品も保管できるスペースを希望しているという。
ホールフーズはまた、既存店舗の駐車場の一部をアマゾン配送員専用の荷積みスペースに作り替えるプロジェクトを、主要地主の一つである不動産投資信託(REIT)のリージェンシー・センターズと進めていると、この関係者は話した。ホールフーズの広報担当者はコメントを控えた。アマゾンはコメント要請に返答していない。
リージェンシーの投資担当バイスプレジデント、ジョン・ナハス氏は「プライム」有料会員が集中する地域で大型小売りスペースと駐車スペース設置について、ホールフーズから依頼があったことを確認した。リージェンシーは全米28のホールフーズ店舗物件を保有・管理している。「アマゾンがホールフーズとの統合を深めている兆しを引き続き目にしている」とナハス氏は述べた。(ブルームバーグ)
(2018/3/23 06:30)