[ 金融・商況 ]
(2018/3/23 17:00)
23日の東京株式市場は、「米中貿易戦争」を懸念した売りが殺到、日経平均株価の下げ幅は一時、前日比1032円安となった。1ドル=104円台まで進んだ円高も投資意欲を圧迫した。終値は974円13銭安の2万0617円86銭と、2017年10月3日以来5カ月半ぶりの安値。
貿易戦争の激化に伴い、世界的に景気が悪化するとの不安から、リスク資産からの資金逃避が活発化。株式市場では機械や精密機器を中心に海外投資家の売りが相次いだ。
米国は日本も対象とする鉄鋼やアルミニウムの輸入制限措置を発動。保護主義的な通商政策の加速化や円高進行により、「株価は下落基調を強めかねない」(中堅証券)との見方が出ている。
23日の東京外国為替市場は、約1年4カ月ぶりの1ドル=104円台に上昇した。午後4時現在は104円83~84銭と前日比84銭の円高・ドル安。(時事)
(2018/3/23 17:00)