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[ エレクトロニクス ]
(2018/3/23 17:00)
(ブルームバーグ)事務関連機器大手のリコーは23日、今期(2018年3月期)の連結純損益が1700億円の赤字に転落する見込みだと発表した。従来は損益とんとんを予想していた。米国販売会社ののれんなど固定資産で約1400億円、別の米ITサービス会社などで計約400億円の減損損失を計上することが響く。
今期の営業損益も200億円の黒字予想から1600億円の赤字に大幅下方修正した。デジタル化やモバイル技術の発展で予想以上にペーパーレス化が進む中、国際会計基準(IFRS)に基づき買収事業の将来性を検討した結果、減損処理の必要が生じた。米販社やリコーは今後、収益性を見極めて事業の選択と集中を進める。
17年3月期は営業利益が339億円、純損益は35億円の黒字だった。23日の 株価終値は前日比3.6%安の1085円。
(2018/3/23 17:00)