[ 医療・健康・食品 ]

キリン、肌のバリアー機能向上 独自乳酸菌で確認

(2018/3/27 05:00)

  • プラズマ乳酸菌が肌のバリアー機能を向上させることを確認した

キリン(東京都中野区、磯崎功典社長、03・6837・7001)は、独自に発見したプラズマ乳酸菌が、肌の免疫力とバリアー機能を向上させることを確認した。同乳酸菌は利用ヨーグルトの継続摂取で、インフルエンザにかかりにくくしたり、かかっても症状を軽くしたりできる効果を確認済み。肌向けでは飲料やサプリメントへの展開が見込める。今後は高齢者に多い骨代謝異常や筋肉量低下への効果も調べる方針。

プラズマ乳酸菌はキリンの健康技術研究所が発見した乳酸菌。一般的な乳酸菌と違い、細菌にもウイルスにも生体バリアー維持効果を発揮できる。

キリンビバレッジ、小岩井乳業、協和発酵バイオのグループ企業を通じて飲料やヨーグルト、サプリメントなどの応用商品を開発する。iMUSE(イミューズ)の共通ブランドで認知度向上を図っている。

グループ内の利用だけでなく他社への供給も目指しており、健康をキーワードにした新事業に育成する方針だ。

今回、千葉大学やDeNAライフサイエンスと共同の臨床試験で、プラズマ乳酸菌の肌のバリアー機能増強効果などを確認した。効果が表れる目安は「1000億個が入ったヨーグルトを2週間、続けて食べるイメージ」(同社)とし、新たな利用食品開発に力を注ぐ。

コラーゲンやヒアルロン酸などの化粧品と異なり、体内から働くのがポイント。死滅菌でも生菌と同じ効果があるため、菓子などへも利用できる。

(2018/3/27 05:00)

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