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[ 科学技術・大学 ]
(2018/3/28 05:00)
東京大学の寄付基金「東京大学基金」の累計受け入れ額が、2017年度に400億円を突破する見込みだ。国立大学法人化の04年度にいち早く基金を設立し、企業の創業者による寄付などに、国債などで運用利益を出してきた。17年度の規制緩和で寄付金であれば投資信託などでの運用も可能になった。文部科学省は大学に外部資金の導入を促しており、東大もこれから積極投資を本格化する。国立大学で寄付額トップの東大の動向が注目される。(編集委員・山本佳世子)
【法人化転機】
大学の寄付は創立100周年などの周年事業で集め、建物建設などで使い切るのが定番だった。ただ、国立大の法人化が転機となり、国債や定期預金など安全性の高い金融商品での資金運用が可能になった。東大は工学部などでなく大学本部がリードを取り、受け入れた寄付の一部を積み立てて運用する基金...
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(2018/3/28 05:00)
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