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[ エレクトロニクス ]
(2018/3/29 18:30)
液晶ディスプレーの広告で、通常よりなめらかな再生ができる「倍速駆動」の機能があると虚偽の記載をしていたとして、消費者庁は29日、通販サイトを運営するDMM.com(東京都港区)とUPQ(同文京区)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で、再発防止を求める措置命令を出した。
対象となったのは、DMM(2016年11月~17年4月)とUPQ(15年8月~17年4月)が自社ウェブサイトで販売した50インチと65インチの4K液晶ディスプレーの広告表示。1秒60コマの映像を補完し120コマでなめらかに再生する「倍速駆動」と呼ばれる機能があるとしていたが、実際には備わっていなかった。
同庁によると、UPQが国内メーカーに開発や製造を依頼した製品で、DMMはUPQから仕入れ、自社ブランドで販売していた。UPQが企画段階で倍速駆動が付くと勘違いし、動作確認検査でも気が付かなかったという。DMMも品質確認を怠っていた。
DMMは「命令を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努める」とコメントした。(時事)
(2018/3/29 18:30)