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[ エレクトロニクス ]
(2018/3/30 16:30)
【ニューヨーク時事】東芝の子会社だった米原発大手ウェスチングハウス(WH)は29日までに、ニューヨークの破産裁判所から再建計画の承認を受けたと発表した。カナダ系投資ファンドのブルックフィールド・ビジネス・パートナーズに身売りした上で、経営の立て直しを図る。
WHのグティエレス最高経営責任者(CEO)は声明で「計画の承認でわれわれの戦略的再建は完了に向けた最終段階に入った」と述べた。規制当局の承認などを経て、手続きは今年7~9月期に完了する見通し。
WHは、米国で受注した原発4基の建設費が想定以上に膨らみ、昨年3月に約98億ドル(当時のレートで約1兆900億円)の負債を抱えて連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請。親会社だった東芝も巨額損失に伴う経営危機に陥った。
ブルックフィールドは今年1月、WHを約46億ドルで買収すると発表していた。
(2018/3/30 16:30)