[ ICT ]
(2018/4/6 05:00)
情報通信研究機構とフジクラは5日、標準外径の高性能な光ファイバーを開発し、毎秒159テラビット(テラは1兆)の速度で従来比約2倍となる世界最高記録の1045キロメートルの距離を伝送したと発表した。
三つの伝搬モードを持つ広帯域の波長多重伝送が可能なマルチモードファイバーで、モードによって光信号の到着時間が異なる既存の問題点を克服した。大容量で長距離を伝送できる光ファイバーとして早期の実用化を目指す。
フジクラが開発した標準外径光ファイバーを使って、マルチモードによる伝送システムを構築した。マルチモードファイバーは従来、大容量と長距離伝送を同時に満たすことが難しいとされていた。
今回、3モードファイバーのコアの屈折分布率を最適化し、300を超える波長多重信号の伝送においても到着時間の差を小さくすることに成功した。
米サンディエゴで開かれた、光ファイバー通信関連で世界最大の国際会議である「光ファイバー通信国際会議」(OFC2018)で発表した。
(2018/4/6 05:00)
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