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[ 医療・健康・食品 ]
(2018/4/7 05:00)
【横浜】神奈川県と武田薬品工業は6日、ヘルスケア分野の産業創出などを目指すオープンイノベーション拠点形成に向けた覚書を結んだ。未病改善などの施策を進める県と、自社研究拠点を核に県内で産学官による創薬研究を進める武田薬品が連携する。最先端医療関連セミナーや創薬ベンチャー支援などに共同で取り組む。
武田薬品は神奈川県藤沢市の湘南研究所を、研究者や企業の交流を促し産業創出などにつなげる「湘南ヘルスイノベーションパーク」に位置づける。一方、県は川崎市川崎区に再生医療研究拠点「ライフイノベーションセンター(LIC)」を運営している。地域の大学や医療機関などとの連携も予定する。
黒岩祐治知事は「健康寿命を延ばす県の取り組みが一気に前進するだろう。超高齢社会を乗り越えるモデルとしたい」と意気込んだ。武田薬品のクリストフ・ウェバー社長は「外部との交流で研究者の起業家精神醸成や研究スキル向上が期待できる」と話した。
(2018/4/7 05:00)