- トップ
- 自動車・輸送機ニュース
- 記事詳細
[ 自動車・輸送機 ]
(2018/4/8 07:00)
【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は6日、トランプ米政権が輸入車に課す環境基準の厳格化を検討していると報じた。「非関税障壁」を設けて輸入車の価格競争力を低下させ、国産車を保護するのが狙い。
米政権は輸入車に高価な環境技術の搭載を求めたり、よりコストがかさむ基準を設定したりすることを想定。大気浄化法など既存の法律を根拠にする考えだが、実現は不透明で、慎重論も出ているという。
日系大手は現地生産化を進めており、ホンダの米新車販売に占める北米生産率は約9割、トヨタ自動車や日産自動車も約7割に上る。一方、欧州メーカーは輸入比率が高く、内容次第では生産体制の見直しを迫られる可能性がある。
トランプ政権は日本の自動車市場について、独自の安全・環境基準などが「非関税障壁」になっているとの批判を繰り返してきた。
(2018/4/8 07:00)