[ 政治・経済 ]
(2018/4/8 10:30)
ニューヨークで、火災により黒い煙が立ち上るトランプ・タワー(7日、写真中央の高いビル、AFP=時事)
【ニューヨーク時事】米ニューヨークのマンハッタン中心部にある超高層ビル、トランプ・タワー(58階建て)の50階で7日午後5時半(日本時間8日午前6時半)すぎ、火災が発生し、米メディアによると、住民の男性1人が病院に運ばれたが死亡した。消火作業に当たった消防士4人も軽傷を負った。
火災が起きた際、トランプ大統領やメラニア夫人はワシントン滞在中で、親族はビルにいなかった。大統領は火災発生から約1時間後、ツイッターで「鎮火した。消防士が素晴らしい仕事をした」と投稿した。トランプ・タワーでは今年1月8日にも屋上で火災があった。
同タワーはトランプ氏が2017年1月に大統領に就任するまでオフィス、住居として使用。現在もトランプ氏の私邸と、長男らが経営する不動産会社トランプ・オーガニゼーションの本社がある。
市消防局によると、原因は調査中。火が出たのは分譲住居部分で、家具などが燃えて室内はほぼ全焼したという。火災発生時には50階の窓から赤い炎が見られ、タワー付近は大勢の人が集まって騒然となった。
(2018/4/8 10:30)