[ ICT ]
(2018/4/9 17:00)
ケネディ米上院議員(共和、ルイジアナ州)は8日、議会がフェイスブックの規制を検討する必要があるかもしれないとの見解を示した。ユーザーの個人情報の流出問題を巡り、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は10-11日に議会証言する予定。
一方、2016年の米大統領選でトランプ陣営に起用された英データ分析会社ケンブリッジ・アナリティカ(CA)が、フェイスブックユーザーの個人情報を入手して利用していたと内部告発した元CA従業員クリストファー・ワイリー氏は、不正に入手された数千万人分のデータの一部がロシアで保管されている可能性があると指摘した。
ケネディ上院議員は、CBSの番組「フェース・ザ・ネーション」で、フェイスブックが自助努力で問題を解決できないのであれば、規制が必要になるかもしれないと発言。プライバシー保護とプロパガンダ利用の問題が、「フェイスブックが是正するには大き過ぎる可能性を私は最も懸念している」と語った。同議員は10日の公聴会でザッカーバーグ氏に質問する予定の議員の1人。
フェイスブックは5日、CAに流出したユーザー情報が当初の推計である5000万人より多い 8700万人に上る可能性があると明らかにしたが、ワイリー氏は8日のNBC番組「ミート・ザ・プレス」で放映されたインタビューで、実際の数字はそれよりさらに「大きい可能性がある。間違いなくだ」と述べた。(ブルームバーグ)
(2018/4/9 17:00)