【電子版】インド・タージマハル、「時速100キロ」の嵐で17世紀の門損傷

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  インド北部アグラで、嵐により門が損傷した世界遺産「タージマハル廟（びょう）」（12日、AFP＝時事）

　【ニューデリー時事】インド北部を11～12日にかけて嵐が襲い、ウッタルプラデシュ州アグラにある世界遺産の「タージマハル廟（びょう）」では門の一部が損傷する被害が出た。タージマハル本体に被害はなかった。

　地元メディアによると、被害が出たのは南門と正門で、いずれも17世紀の建築。正門では、上部に立っていた装飾付きの高さ約3.7メートルの鉄製の尖塔（せんとう）が倒れて落下。南門でも尖塔が倒れた。

　首都ニューデリーを含むインド北部では4月に入り、強風を伴った嵐の日が増えている。地元民放NDTVは、タージマハルに損傷をもたらした11～12日の風は「時速100キロメートルだった」と伝えている。