- トップ
- 商社・流通・サービスニュース
- 記事詳細
[ 商社・流通・サービス ]
(2018/4/19 14:30)
【シンガポール・ロイターES=時事】米サウスウエスト航空のボーイング737型機が緊急着陸した事故を受け、大韓航空や日本航空など航空各社は事故機と同型のエンジンを搭載した機体の点検を始めた。
サウスウエスト1380便で17日の飛行中、エンジン部分からはがれた部品が窓を破損する事故が起き、乗客女性が割れた窓に吸い込まれそうになった。事故で乗客1人が死亡した。
トラブルがあったエンジンは、米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)と仏航空・防衛大手サフランの合弁会社CFMインターナショナルが生産。世界的なベストセラーのジェット旅客機であるボーイング737型機に搭載されている。
サウスウエスト航空は、対象となるエンジンの点検を加速する方針を表明。作業は30日以内に終える見通しだ。
米運輸安全委員会(NTSB)幹部は17日記者団に対し、エンジンから「ファン・ブレード」と呼ばれる羽がはがれ落ちており、初期の検査では、エンジンに金属疲労が見られると指摘した。同幹部は「(金属疲労を)とても懸念している」と説明。「大惨事が起こる前に、こうした問題を検査する仕組みを整える必要がある」と語った。
日本航空の広報担当者は18日、事故機と同型のエンジンを積んだ737型機を2機保有し、点検作業は18日中に終える見通しと説明した。
(2018/4/19 14:30)