[ 政治・経済 ]
(2018/4/24 10:30)
【ワシントン時事】米上院外交委員会は23日、国務長官に指名されたポンペオ中央情報局(CIA)長官の就任を賛成11(代理投票1を含む)、反対9、無効1の僅差で承認した。週内にも上院本会議での正式承認を目指す。
ポンペオ氏承認をめぐっては、対外強硬路線を警戒する民主党議員らが反対を表明した上、共和党のポール上院議員も反対に回り、外交委で否決される見通しが強まっていた。だが、ポール議員が委員会開始直前に「就任を支持する」と態度を一変。さらに、民主党議員の1人が無効票を投じた。
ポンペオ氏は数週間前に北朝鮮を訪問し、金正恩朝鮮労働党委員長と会談。6月初旬までに行われる米朝首脳会談の準備を取り仕切るとみられている。辛うじて承認にこぎ着けたものの、民主党の根強い反発で、議会との関係に確執が残る可能性も指摘されている。
(2018/4/24 10:30)