【電子版】米GE、世界最大の風力発電タービン 英沖合で試験実施へ

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  GEのHaliade-X 12MW風力タービン（提供：GE、©GE Renewable Energy）

　【ロンドン・ロイターES＝時事】米複合企業ゼネラル・エレクトリック（GE）は24日、英国北東部で世界最大の風力発電タービンの試験を行うと明らかにした。

　GE傘下のGEリニューアブル・エナジーと、英政府出資のオフショア・リニューアブル・エナジー・カタパルトは、GE社製の洋上風力発電タービン「ハリアデ―X（最大出力1万2000キロワット）」の試験に関する契約を結んだ。期間は5年間で、タービンは、英北東部ノーサンバーランド、ブライスの沖合に設置される。

　GE洋上風力事業部門のラベル最高経営責任者（CEO）は声明で、「重要な契約だ。管理された極端な状況下に置くことにより、ハリアデ―Xの性能をより速く証明できる」と指摘した。

　幅広い業界関係者のまとめたリポートによると、英国は洋上風力技術で主導的な存在になることを目指しており、2030年までに風力発電能力を現在の5倍の3000万キロワットに拡大する可能性があるという。