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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/5/4 15:00)
【ニューヨーク時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題で、同社のウィンターコルン元会長(70)が、不正の隠蔽(いんぺい)に関与したとして米当局に起訴されていたことが3日、明らかになった。
VWは、ディーゼル車に検査時のみ排ガス浄化機能が作動する違法なソフトウエアを搭載して販売。通常走行時には基準を上回る有害物質を排出していた。
ミシガン州の連邦地裁が同日公表した起訴状によると、ウィンターコルン氏は違法ソフトの搭載を知りながら、他のVW幹部らと共謀して不正を隠し、環境当局や消費者を欺いた罪に問われている。米メディアによると、ウィンターコルン氏はドイツにおり、身柄は拘束されていない。
起訴状は3月14日付。米当局が継続中の捜査への影響を考慮し非公表としていたが、公表しても問題ない段階になったと判断した。
(2018/5/4 15:00)