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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/5/5 11:00)
米アリゾナ州で4日、公道を試験走行中の自動運転車が関係するクルマ2台の衝突事故があった。事故に巻き込まれたのは米アルファベット子会社ウェイモの自動運転ミニバンで、運転席に乗員が乗り自動運転モードで低速走行中だった。報道によれば、ミニバン側に事故の責任があるわけではないという。地元警察が原因などを詳しく調べている。
衝突事故が起きたのは同州の州都フェニックス近郊のチャンドラー。乗員は軽傷という。チャンドラー警察署の発表によると、4日の昼過ぎ、東西に延びるチャンドラー大通りをホンダのセダンが東に向かって走行中、交差点で北に向かう車にぶつかりそうになり、急ハンドルを切ったところ反対車線に入って直進中の自動運転車に衝突した。ウェイモのミニバンは側面が凹み、ホンダ車はフロント部が大破した。
3月18日には同じアリゾナ州で、試験走行中の米ウーバーの自動運転車が道路を横切ろうとした歩行者をはねる死亡事故が起きたばかり。この時には事故を受けて、ウーバーやトヨタ、米エヌビディアなどが全米で試験走行を中止している。
一方で、ウーバー車の死亡事故直後にウェイモのジョン・クラフチックCEOは、「ウェイモの技術なら事故を防げていただろう」と表明。さらに3月23日に自動運転支援システム「オートパイロット」を作動させた状態でカリフォルニア州のハイウェーを走行中のテスラ車が事故を起こし、運転手が死亡した際にも同CEOは、「テスラのオートパイロットとウェイモの完全自動運転技術は別物」と自社技術に自信を示していた。
(2018/5/5 11:00)