[ ICT ]
(2018/5/10 11:30)
動画配信サービスの刷新を巡り米アップルが進めているとされる計画は、ライバルのアマゾン・ドット・コムの戦略にかなり似た様相を呈しつつある。
事情に詳しい複数の関係者によれば、アップルは一部の動画サービスについて、ユーザーがアップストアから個別にダウンロードしたアプリを通じて視聴契約を行う方式に代わり、自社のTVアプリ経由でユーザーが直接、視聴契約を行えるようにする計画で、初の取り組みとなる。
これは手続きを簡素化し、「アップルTV」のほか「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」上のアップルのTVアプリ拡充につながる。ユーザーがコンテンツを検索、視聴、購入する際の中心的手段となり、アップルの自社サービス事業増強も見込める。同社の試算では自社サービスの収入は2021年までに年間500億ドル(約5兆4900億円)に達する見込み。
計画の未公開を理由に匿名で語った関係者によると、アップルは来年にこのサービスを開始する計画。同社はプロジェクトについてコメントを控えた。(ブルームバーグ)
(2018/5/10 11:30)