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[ 環境・エネルギー ]
(2018/5/12 07:00)
【ロサンゼルス=時事】米地質調査所(USGS)は9日、米ハワイ州ハワイ島のキラウエア火山について、今後数週間、爆発的噴火の恐れがあると発表した。周辺への噴石の飛散や降灰、有毒ガスの発生に警戒を呼び掛けている。
キラウエア火山では、3日に始まった噴火活動で住宅地付近などで亀裂が生じ、溶岩が噴出。地元当局などによると、少なくとも36棟が損壊し、約2000人の住民が避難している。負傷者は報告されていない。
USGSによると、火口では溶岩湖が沈下しており、地下水位に達すると蒸気爆発を引き起こす可能性があるという。周辺地域では二酸化硫黄の濃度が上昇しているほか、大気汚染による健康被害が懸念されており、州は大気の状況をウェブサイトで確認するよう促している。
(2018/5/12 07:00)