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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/5/22 14:30)
ドライバーが原則として運転に関わらない高度な自動運転の実用化に向け、法律上の課題を話し合う警察庁の調査検討委員会が22日、初会合を開いた。道交法改正の必要性などについて、今年度中に結論を出す方針。
検討委は、刑法や行政法を専門とする大学教授や自動車ジャーナリストらで構成。今後、二つのワーキンググループ(WG)を設置し、自動車メーカーや研究者へのヒアリング、海外視察などを行う。
自動運転のレベルは5段階に分類され、レベル3~4は走行場所や時間など特定の領域内で、原則としてシステムが全ての運転操作を行う。レベル3は緊急時にドライバーが手動で操作するが、レベル4はシステムが運転を続ける。
WGでは、携帯電話の使用など自動運転中に許容される運転以外の行為について議論し、ドライバーの義務や交通違反に対する罰則の在り方などを検討。WGの意見を踏まえ、検討委が来年3月までに結論をまとめる。
政府が示している国家戦略では、2020年に高速道路でのレベル3、限定地域におけるレベル4の実現を目指している。(時事)
(2018/5/22 14:30)