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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/5/26 14:00)
たばこ販売大手フィリップモリスジャパン(東京)は25日、火を使わない加熱式たばこ「アイコス」の加熱機器を6月から約3割値下げすると発表した。2014年11月の発売以来、値下げは初めて。加熱式の利用者は今後も増加が見込まれるため、値下げにより囲い込みを図る。
来月1日以降、たばこの葉を詰めたスティックを差し込んで使う加熱機器セットの希望小売価格(税込み)を1万980円から7980円に下げる。加熱式で先陣を切ったアイコスの利用者は3年余たった今年3月末で500万人を突破。複数の加熱機器を持つ愛用者もいる。
フィリップモリスによると、加熱式たばこ製品は紙巻きを含む国内市場の2割程度を占めるまでに成長中。アイコスはこの市場で首位を守っているが、競合他社も販売地域を広げて追い上げを図っている。
東京都内で会見したシェリー・ゴー社長は「競争がさらに激化する見通しだが、われわれも製品、サービスへの投資を続ける」と語った。(時事)
(2018/5/26 14:00)