[ ICT ]
(2018/6/4 07:00)
米マイクロソフトは、ソースコードのバージョン管理ツールを利用した共有ウェブサービスを提供する米ギットハブを買収することで合意した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。合意は4日にも発表される可能性があるという。ギットハブのウェブサービスは多くのソフトウエア開発者の間で人気を博している。
これら関係者の1人によると、ギットハブは株式上場よりも会社売却を望み、サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)に好印象を持ったことなどからマイクロソフトを売却先に選んだ。同関係者は情報が部外秘だとして匿名で語った。3日時点では合意の条件は明らかになっていない。ギットハブは2015年に20億ドル(約2200億円)の評価を受けている。
サンフランシスコに本拠を置くギットハブは人気のサービスで利益を挙げることができず9カ月前から新CEOを探していたが、この買収が実現すれば前進が可能になる。また、オープンソース・ソフトウエアへの依存度を高めつつあるマイクロソフトにとっても重要なプログラム・ツールを獲得できる。
マイクロソフトの広報担当フランク・ショー氏はコメントを控えた。ギットハブに電子メールでコメントを求めたが返答はなかった。(ブルームバーグ)
(2018/6/4 07:00)