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[ 科学技術・大学 ]
(2018/6/5 15:00)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4日、小惑星探査機「はやぶさ2」が往路のイオンエンジン運転を終えたと発表した。今後は、搭載カメラで目的地の小惑星「りゅうぐう」の位置を確認しながら、化学エンジンを使って徐々に接近し、6月21日から7月5日までの間に到着する予定。
はやぶさ2に搭載されたイオンエンジンは、化学エンジンに比べ推進力は小さいものの、燃費が良く長期間加速し続けることが可能で、初代はやぶさで使われた。
初代はやぶさのイオンエンジンは故障に悩まされたが、経験を基に信頼性を向上したはやぶさ2のイオンエンジンは、延べ6329時間の往路での運転を計画通り終えた。
はやぶさ2はりゅうぐう到着後約1年半、試料採取などの観測を行い、2020年末に地球に試料を持ち帰る予定で、帰路にもイオンエンジンは使われる。(時事)
(2018/6/5 15:00)