[ 政治・経済 ]
(2018/6/17 08:00)
【シドニー=時事】ニュージーランド(NZ)政府は15日、日本を含む外国からの旅行者に最大35NZドル(約2700円)を課税する計画を発表した。外国人旅行者の大幅な増加で観光設備の拡充が急務となっているため、外国人に一部を負担してもらう。
課税の対象となるのは、滞在予定期間が1年以下の外国人。2019年後半から、ビザなどの申請時に25~35NZドル徴収することを検討している。隣国オーストラリアや大半の太平洋諸国からの旅行者は免除する。
初年度に最大約8000万NZドルの税収を見込む。デービス観光相は「トイレから駐車場までインフラを緊急に改善する必要がある」と語った。NZを訪問する日本人は年間約10万人。
観光の環境整備などの財源では日本でも全ての旅行者を対象に来年1月から1000円の「出国税」を課す。
(2018/6/17 08:00)