[ ICT ]
(2018/6/21 14:30)
【シドニー=時事】オーストラリアの連邦裁判所は、米アップルがスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」、タブレット型端末「iPad(アイパッド)」の不具合に対して、適切な対応を行わなかったとして、同社に900万豪ドルの制裁金を支払うよう命じた。オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)が19日発表した。
発表によると、アップル以外の業者で修理した後、基本ソフト(OS)を更新すると、「エラー53」と表示される不具合が発生。こうした表示の出た利用者に対して「第三者が修理した端末は保証外」として、無償修理を拒んだという。
判決では「アップル以外の業者によって修理された端末が、保証の対象外になったり、修理してもらう権利が消滅したりすることはない」と指摘した。
(2018/6/21 14:30)