[ 政治・経済 ]
(2018/6/21 16:00)
【ニューヨーク=時事】カナダのトルドー首相は20日、嗜好(しこう)用としてのマリフアナ(乾燥大麻)を10月17日に解禁すると発表した。カナダのメディアが伝えた。カナダ議会は今週、大麻の使用や購入、栽培を合法化する法案を可決していた。国レベルでは、先進7カ国(G7)を含めて主要国の中で初解禁となる。
新法は、1世帯当たり4鉢までの大麻栽培や、成人1人当たり最大30グラムの大麻所持を認めた。AFP通信によると、トルドー首相は「5、6回」大麻を吸引したことがあると自ら認めており、大麻解禁は選挙公約だった。政府は7月の解禁を目指していたが、地方自治体から法律施行の準備に時間を要するとの声が出ていた。
嗜好用大麻は南米ウルグアイのほか、米国の9州と首都ワシントンで合法化されている。
(2018/6/21 16:00)