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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/7/2 11:30)
米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は4-6月期の最終週にモデル3の週5000台の生産目標に達したことを明らかにした。また、その過程で同社は「真の自動車会社」になったと指摘した。従業員への電子メールをブルームバーグ・ニュースが1日に入手した。
マスク氏はメールで「われわれはやった!われわれは方法を見いだしたか、または意志と創造力によって不可能だと思われていた全く新しい解決法を生み出した」と述べた。
5000台達成はマスク氏にとってあらゆる困難にもめげずに目標を達成した新たなケースとなる。生産目標の到達はテスラ車の購入を辛抱強く待ち望んでいる消費者に安心感を与えるものだ。マスク氏はカリフォルニア州フレモントの工場に3番目の組み立てラインを増築するためテントまで建設した。
同氏はモデル3について、翌月には週6000台の生産を実現する可能性があると指摘。モデルSとXを含めると、先週7000台を生産したと述べた。
オートパシフィックの製品分析マネジャー、デーブ・サリバン氏は電子メールで「テスラがペースを維持できるかどうかが問題だ」とし、「生産目標の達成と素晴らしい品質で週5000台を着実に生産するのは別物だ」と述べた。
同社は2日にも正式な生産台数を発表する見通し。4-6月期を通して生産は増えたが、目標達成は相当な生産ペースで成し遂げたことを示している。ブルームバーグが調査したアナリスト3人の同四半期の生産予想平均は3万167台、1週間当たり約2320台だった。(ブルームバーグ)
(2018/7/2 11:30)